ゴルバチョフ元大統領、ルイヴィトンの「顔」に今秋の広告で

www.styleate.com | ルイヴィトン海外高級ブランドの広告写真といえば、人気モデルが決める華麗なポーズがおなじみだが、今秋のルイ・ヴィトンの広告はかなり趣が違う。

「顔」として起用したのはミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領。少しくたびれた表情の彼が、車の後部座席から遠いまなざしでベルリンの壁をみつめる。傍らにさりげなく、モノグラムのボストンバッグ。

 広告のテーマは旅で、他にも著名人が出演。女優カトリーヌ・ドヌーブが駅で疲れた脚をさする様子、元テニス選手アンドレ・アガシとシュテフィ・グラフ夫妻がホテルの部屋で安らぐ場面も。

 アニー・リーボビッツの撮った画像が、各人の秘めた思いをにじませる。彼らの「個人的な旅」を感じさせる広告で、旅行かばんを原点とするブランドの創業理念を訴えるのが狙いだ。

 この広告には、環境保護の側面もある。各人の出演料が、ゴルバチョフ氏が設立した環境保全団体とアル・ゴア元米国副大統領が先頭に立つ地球温暖化防止事業に寄付されるのだ。出演を迷ったゴルバチョフ氏は、詳しい説明を受けて態度を変え、「では、ベルリンの壁の前で」と自らロケ地を決めたそうだ。

 ルイ・ヴィトンのピエトロ・ベッカーリ副社長は「困難に打ち勝った人たちのプラスのメッセージを伝えたい」と語る。「一流の会社として存続するために、環境に責任を持つ姿勢が求められているのです」とも。

 近年の同社は、それを実践している。革製品の半分以上を空輸から船の配送に切り替えたり、作業場の省エネ化を進めたり。今回の広告キャンペーンは、アフリカなどの地域で環境改善が目標に達するまで、登場人物を変えて続けるという。

ルイヴィトン

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