英でブーム…「デトックス」は食習慣の改善から

 「デトックス」(detox)という健康法が英国で話題になっている。体内に蓄積された毒素を排出して健康を保つという発想だ。英国で人気のアロマセラピーといった代替医療とは異なるものの、それに次ぐ健康法として広まりつつある。

 英国では税金を財源とした無料医療サービスの国家医療制度(NHS)が定着している。だが、診察の待ち時間が長く、医療も信頼性が問題にされる。かといって開業医に通うとすれば、高い医療費を支払わねばならず、通える人は富裕層に限られている。こうした事情も、デトックス・ブームに影響しているようだ。

 デトックスという言葉はもともと、アルコール中毒や麻薬中毒患者を治療する際の「解毒」という意味で使われていたが、健康法としては、毒素を自然に排出する肝臓や腎臓の機能を保つのに役立つ食品を取る、というものだ。数種類のハーブを調合したティーなどの健康食品がドラッグストアに並んでいる。だが、科学的な根拠は不明で、健康食品を取るよりも、ふだんの食習慣の改善が重要と強調され始めた。

 英紙フィナンシャル・タイムズは今月、デトックス健康法として、次のような医師の忠告を紹介した。

(1)酒をがぶ飲みしない
(2)コーヒーは1日3杯まで
(3)低脂肪牛乳を飲む
(4)車を降りて歩く
(5)チョコレートは糖分や乳脂肪分を低く
(6)ワインの代わりに水を飲む
(7)安眠枕を使う
(8)たばこは1日10本以下に
(9)ジューサーを活用して繊維質の多い野菜や果物のジュースをつくる
(10)ピタゴラスの教え通り、何事もほどほどに。

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