ベッカムが300億円で米ギャラクシーへ

High-End Life Style サッカー界のスーパースター、RマドリードのMFデビッド・ベッカム(31)が今年8月、米MLSのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍する。ベッカム自身が11日に明らかにしたもので、5年契約で2億5000万ドル(約300億円)、年俸60億円という世界スポーツ界でも破格の超巨額契約になる。イングランドで、スペインで、世界中のファンを魅了したベッカムが、現役最後の活躍の場を米国に求めた。(1ドル=120円で換算)。

 ベッカムがついに移籍を決断した。Rマドリード残留か、欧州の強豪クラブからのオファーを受けるのか-。しかし選んだのは、サッカー界では長く「不毛の地」と言われた米国。「レアルからは2年間の契約延長を求められ、今週中に決断するように言われていた。家族や関係者と相談して、ロス行きを決めた。今年8月から、ギャラクシーでプレーする」。ベッカムはこの日、はっきりと言った。

 今季レギュラーポジションを失ったことで、昨年10月には移籍騒動がぼっ発していた。一時は「レアルに残る」と明言したが、気持ちは移籍に傾いていた。ギャラクシーからオファーが舞い込んだのは11月初め。「米国サッカーとMLSを変えてほしい」という熱い申し出に、心が動いた。

 米国行きはサッカー選手にとっては「都落ち」を意味する。しかし、かつてペレやクライフが米国に渡ってNASL(北米サッカーリーグ)でプレーしたように、サッカーの「伝道師」になることを決意した。イングランド代表への復帰もままならず、31歳と選手寿命も長くはない。「キャリアの最後は米国で終えたい」と話していた言葉が現実のものになる。

 個人的にも、米国でのプレーは決して悪くない。ロスには自らが経営するサッカー学校がある。元歌手のビクトリア夫人は女優としてハリウッド進出を狙っている。サッカーの人気が高くなく、家族が安心して暮らせる。何よりも、MLSのレベルなら出場が確約される。「試合に出たい」という一番の望みがかなう。

 ギャラクシーが用意したのは、5年総額で約300億円以上。肖像権など一切の権利を含むパッケージ契約と見られるが、年間60億円はすべてのスポーツ界で過去最高だ。それでも、クラブ側はベッカムの人気があれば元が取れると計算している。MLSはもちろん、米国のサッカーを変えるだけの力がある。米国代表のブラッドリー監督は「米国サッカーにとって偉大なニュースだ」と、歓迎した。

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