PS3

1113-1a.jpg11月11日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」が発売された。ネット通販サイトのアマゾン ジャパンでは、事前予約分が受け付け開始から20分もたたないうちに完売。予約を受け付けた店の多くが同じ状況で、当日販売を行う量販店などに多くのファンが殺到し、店頭でも「品切れ」の文字が目立っていた。

 とはいえこれをもって、PS3を「ヒット」と結論つけることはできない。品切れ続出の背景には、出荷台数が極端に少ないという事情があるからだ。量産の遅れから、日本で初日に投入されたのはわずか10万台程度。11月17日に発売される米国でも40万台程度とみられる。欧州に至っては発売が3月に延期され、待ちわびていたファンから不満の声が漏れている。

出荷遅れの主因は、PS3に搭載されるブルーレイ・ディスク(BD)ドライブに使う基幹部品、青紫色レーザーダイオードの量産が間に合わなかったためとされる。高性能PCをはるかにしのぐCPUを備え、まだ市場に投入されたばかりの次世代光ディスク「BD」をメディアに採用したPS3。ソニーの戦略商品は、ある意味その技術の高さゆえに出だしでつまづいた。

 現行のゲーム機よりソフト1本当たりの開発コストが大幅に上がることもあり、発売時に用意されたソフトのラインアップも少なめだ。価格も5万円からとゲーム機としては割高で、BDプレーヤーとしても利用できるとはいえ、コアなゲームファン以外に普及させられるかどうかは予断を許さない。

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